KosawaArchitex　八戸市の住宅、店舗設計、デザイン、施工

築150年超の武家屋敷をフルリノベーションし、飲食店と宿泊施設を併設する新しい形の空間へと生まれ変わらせるプロジェクトが行われました。古民家の趣を残しながら、モダンなデザインを取り入れたこの施設は、伝統と革新が共存する特別な場所となっています。
長い年月を経て風格を保ちながらも、老朽化が進んでいた古民家でしたが、その歴史的価値と歳月だけが生み出せる強く温かな雰囲気を守りながら、新たな役割を持たせるために、柱や梁などの主要構造をできる限り残し、漆喰壁や木製建具といった日本の伝統的な素材を活かしました。一方で、快適な滞在を実現するために、水回りや空調設備は最新のものを導入。和の風情と現代の機能性を両立させた空間が完成しました。

この度、当社でフルリノベーションを手掛けさせていただいきました、『八方餃子』様と『八方屋旅館』様をご紹介します。
『八方餃子』様は名前の通り羽根つき餃子を主とした食事処です。カリッ！アツッ！ジュワッ！の羽根つき餃子とビールは至高の組み合わですが、こちらではワインの銘柄も多数用意されており、ワインとの組み合わせも楽しむことが出来ます。
『八方屋旅館』様は食事処後方の宿泊施設です。
お部屋はあえて和風に仕上げ、もともとあった庭園と組み合わせることで古往の文豪が佇むような雰囲気を演出しております。
食事処でも旅館でもふと見上げた時、目に入るのは大きな梁。こちらは150年前からそこにある古材です。150年前の文明開化の時代もこうして人々の団欒を支えていたものと想像すると時の流れが織りなす物語を感じられるかもしれません。